犬の食事としてドッグフードを与えていれば、基本的に必要な栄養はとれるのですが、野菜類に含まれる食物繊維が犬の健康に役立つこともわかってきました。
野菜には、ビタミン、ミネラルなども多く含まれるため体調管理にも役立ち、水分も多いので、熱中症予防のための水分摂取にもなります。
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犬に野菜をあたえる時に注意すること
与える前には種や芯、皮などを取り除きましょう。消化が悪いのでそのまま出てきてしまったり、のどに詰まらせたりすることがあります。また、食物繊維の多い物はおなかを下すことがあるので、小さく切ったり、ゆでたりしてから与えましょう。
また、野菜の種類によってはアレルギーが出ることもあります。
犬によって体調への影響は異なるので、最初は少量を与えて、様子を見ながら量を調整し、多くなり過ぎないようにしましょう。
犬が食べていい野菜1(さつまいも)
食物繊維やビタミン、ミネラル類が多く含まれており、便秘の予防になります。
生の状態では消化が悪いので、加熱してから冷ましたものを小さく切ってあげましょう
犬が食べていい野菜2(じゃがいも)
ビタミンC、カリウム、食物繊維が含まれています。
抗酸化作用や免疫力をアップさせる作用があります。
皮を厚めに剥き芽を取り除き加熱してから与えて下さい。加熱してもビタミン成分は壊れません。
犬が食べていい野菜3(キャベツ)
ビタミンが豊富で整腸作用があります。また、免疫アップ力があります。
生でも加熱しても与えることが出来ますが、消化しにくいので細かく刻んだ方がいいでしょう。加熱すると成分が水に溶けやすい為、その水分も一緒にあげましょう 。
犬が食べていい野菜4(大根)
実の部分は消化酵素、食物繊維が含まれるため整腸作用があります。
加熱すると効果が消えてしまうので、小さく切るかおろして与えましょう。水分が多いのであげすぎると軟便・下痢になる場合があります。
犬が食べていい野菜5(ブロッコリー)
カロチン、ビタミンB群、カリウムなどが含まれていて栄養価が高いです。
食物繊維が多く生のままでは消化不良を起こす可能性があるため、必ず茹でてから与えるようにしましょう。
犬が食べていい野菜6(白菜)
水分量が豊富でビタミンC、食物繊維を含みます。
茹でて柔らかくしてから与えましょう。また、ビタミン類が茹で汁に溶けだすため、茹で汁も一緒に食べさせるのがお勧めです。
犬が食べていい野菜7(レタス)
水分量が豊富で抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、余分な塩分を排出するカリウムなどを含みます。
生で食べても大丈夫ですが、体を冷やす作用があるため、寒い季節は過熱してから与えて下さい。
犬が食べていい野菜8(かぼちゃ)
ベータカロテン、ビタミン、食物繊維が豊富です。
種や皮を取り除き加熱してから小さく切って与えて下さい。
また、野菜の中ではカロリーが高いので、あげ過ぎに注意です。
犬が食べていい野菜9(きゅうり)
水分が豊富で、骨を丈夫にするビタミンKを含みます。
皮が硬いので剥くか、小さく切って与えて下さい。
犬が食べていい野菜10(にんじん)
βカロテンと食物繊維が多く含まれているため、抗酸化作用と整腸作用があります。
大きいと丸のみしてしまうことがあるので、茹でてから小さく切って与えて下さい。
まとめ
人間の食卓にのぼることも多い野菜の中で、犬が食べてもいい野菜をまとめました。
基本的に必要な栄養素はドッグフードで足りるのですが、野菜を与える方法や種類を選べば、太り気味の犬の摂取するカロリーを抑えることが出来たり、食物繊維の摂取による便秘解消になったり、健康を維持するために役立ちます。
適度な量の野菜はワンちゃんの健康を手助けし、食欲が落ちた時の食事のバリエーションを増やすために最適な食材です。