犬のお風呂は週何回?頻度によっては体臭だけじゃなく皮膚病のリスクも!

犬の犬種によって、シャンプーの頻度は変わってきます。
では、犬のシャンプーは一体どれくらいの頻度で行けばいいのか。
飼い主さんによっては週に何回と決めている方もいるかと思います。
では、なぜシャンプーやトリミングをするのでしょうか。
今回はシャンプーの必要性や頻度についてご紹介します。

犬にシャンプーを行う理由

犬の毛は常に外界に接しています。汚れが付きやすく、毛が密集しているのでノミやダニの住かにもなりやすいのです。その汚れやノミ、ダニを放置していると犬の健康や人間の健康にも悪影響を及ぼします。

犬がシャンプーを行うのはなぜか確認していきましょう。

[被毛を清潔に保つため]

犬は服を着ていない限り常に外界に接しています。なので、散歩やドッグランなどに出かけた時に被毛が汚れてしまうこともあります。

犬が汚れたままだと不衛生になり、悪臭を放つ、被毛がもつれるなどの原因で皮膚病になることもあります。犬は自分で毛づくろいをして被毛を清潔に保つ習性がないため、飼い主がケアをしてあげなくてはなりません。また、シングルコートの犬種は毛が伸び続けるので視界を妨げたり、足元を滑らしたり、お尻まわりなども汚れてしまいます。

[ノミやダニの予防]

犬を飼っていたら気になるのがノミやダニですよね。犬の被毛の中は温かく、繁殖しやすい環境になっています。
愛犬のシャンプーを怠るとノミやダニは「最高の住かを手に入れた」と思います。長時間放置すれば、ノミやダニによる皮膚病を引き起こし、アレルギー反応を起こすこともあります。
また、人間にも寄生することがありますので、定期的なシャンプーで被毛を清潔に保ち、ノミやダニも予防をしましょう。

トリミングが必要な犬って?

まず、シャンプーとトリミングの違いを説明します。
シャンプーは「被毛をきれいにしてあげること」、トリミングは「被毛を整えてあげること」です。
しかし、全ての犬がトリミングが必要というわけではありません。
ではどんな犬がトリミングが必要になってくるのでしょうか。

[トリミングが必要な主な犬種]

  • プードル
  • マルチーズ
  • ヨークシャー・テリア
  • シー・ズー
  • シュナウザー
  • コッカ―スパニエル
  • ビジョン・フリーゼ など

なぜ上記の犬種がトリミングが必要になってくるのでしょうか。
それは毛質と関わっています。
犬の生え変わる時期を換毛期といいます。
ダブルコートの犬は、冬は暖かくするためアンダーコートが生えてきますが、夏は涼しくするためアンダーコートが抜け落ちます。
一方シングルコートの犬は抜け毛がなく、一年を通して少しずつ生え変わります。それを放っておくと、被毛が伸びたり、毛が絡まったりします。

(ペットライン・山口登(エム・プラス)引用)

シャンプーで犬の皮膚病は予防できる!

犬の皮膚病の早期発見のためにも日頃の抜け毛の量や特定の箇所の脱毛などが見られる場合は要注意です。

犬の皮膚病の中でもっとも多いのが、アレルギー性皮膚炎です。
そのアレルギー皮膚炎で多いのがノミアレルギーとアトピー性皮膚炎です。
その他にも感染性(細菌、真菌など)の皮膚病や、脂漏症などがあります。

犬は人間とは違い、被毛のある動物の皮膚病に対して、治療薬として塗り薬が適応となることは少なく、その代りになるものが薬用シャンプーです。
シャンプーによる治療・維持が必要になることも多いとされています。
症状の原因によって使用するシャンプーは異なりますので、獣医師に一度相談してみてください。

犬のシャンプーの頻度は?頻繁にした方が良い?

成犬の場合、毛の伸び加減によって月に1回または2回を目安にシャンプーやトリミングをしてあげると良いでしょう。
犬種によっては、もう少し頻度は少なくてもいいでしょう。
例えば、短毛種のように濡れタオルで被毛表面を拭くだけで十分きれいになるのであれば無理にシャンプーをしなくてもいいでしょう。

子犬では生後4か月から、ワクチン接種を済ませた1週間後くらいからシャンプーを行うことが可能です。
老犬は体にかかる負担がどうしても大きくなってしまうので、体調など考慮し、シャンプーの頻度は少なくても良いでしょう。
普段は濡れタオルなどで体をふいてあげるなどして、清潔を保ってあげましょう。

臭いが気になるからといって、毎日のようにシャンプーしたり、1週間に1回の間隔でシャンプーをする飼い主もいると思います。しかし、このように頻繁にシャンプーをすると反って皮膚トラブルにつながることもあります。
シャンプーのしすぎは必要な皮脂まで洗い流してしまいます。また、乾かすためにドライヤーを使うことで皮膚が乾燥してしまいます。

このように頻繁にシャンプーをすると、皮膚を痛めてしまい、乾燥やフケ、皮膚炎などのトラブルを起こす原因になってしまいます。
そうならないためにも、獣医師の指示がない場合はひどく汚れない限り月に1回または2回のシャンプーにしておきましょう。

まとめ

犬用のシャンプーは、犬の被毛を健康に保ちます。そして、犬の健康も守ります。
ですが、犬は人間とは違い皮膚も薄くデリケートです。シャンプーは月に1回または2回ほどにし、その他はブラッシングや濡れタオルで拭くなどして清潔に保っていきましょう。
また、老犬や疾患を持っている犬は一度獣医師に相談してみるのも良いでしょう。
犬に優しいシャンプーで、犬の被毛を健康な状態でキープしてあげましょう

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