猫も人間と同じでしゃっくりをします。
始めてみた飼い主さんはびっくりするのではないでしょうか。
今回は猫のしゃっくりの特徴や原因、対処法についてご紹介します。
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猫のしゃっくりって?
猫のしゃっくりは音を立てないことがほとんどです。
人間の様に声を出すことはほとんどありません。
お腹のあたりがピクピクと波打つような動きを見せたりします。
大人の猫でも子猫でも多く見られ、長くても1日以内に止まります。
飼い主はそんな猫の姿を見て、不安に感じるでしょう。
しかし猫しゃっくりは痛みなどはもちろん感じません。
ただ、普段に比べると大人しいかもしれません。
このしゃっくりが2〜3日続くようなら要注意です。
のどに異物が詰まった可能性もあります。
また、長時間しゃっくりをする場合、中枢神経系の病気や脳腫瘍、または内臓系の病気、神経性の疾患の可能性もありますので、注意が必要です。
猫のしゃっくりの原因
猫のしゃっくりも人間と同じで、食べ過ぎや早食い、水を飲む際に空気をたくさん飲んだ、激しい運動の後や寒暖差によって横隔膜が直接刺激を受けて痙攣することで起きます。
食べ過ぎが原因のしゃっくりの場合、嘔吐をする可能性もありますので様子を見てあげてください。
人間と違うことは、脳の疾患や呼吸器疾患、腹部疾患などが原因となってしゃっくりが起こります。
しゃっくりをしながら何度も吐いたり、大量のよだれを垂らし、呼吸が荒くなる場合や、
首を触って脈が速い場合はすぐに獣医師に診てもらいましょう。
体調は悪くなさそうなのにしゃっくりをする場合は、食べ過ぎや早食いが原因かもしれません。
1日に与える量は減らさずに、回数を増やしたり、早食い防止のグッズを使うなどして食べ過ぎや早食いを調節してあげましょう。
猫のしゃっくりの対処法
猫のしゃっくりはしばらくすると止まることが多いため、少し様子を見ても良いでしょう。
なにか対処をしたい時は、水を飲ませましょう。しゃっくりを止めることができるかもしれません。
胸のあたりを少しおさえるようになでてあげるのもおすすめです。
しゃっくりの原因を突き止めたいのなら、しゃっくりの前後の行動をチェックしましょう。
頻繁にしゃっくりをする場合は、病気の可能性もありますので、動物病院で診てもらいましょう。
食後のしゃっくりをする場合は、食事の見直しを行う必要があります。
食事の見直し
先ほども述べましたが、食べ過ぎや早食いが原因のしゃっくりの場合は、1日に与える量は減らさずに、回数を増やしたり、早食い防止のグッズを使うなどして食べ過ぎや早食いを調節してあげましょう。
水を飲む際に空気をたくさん取りこんでしまい、横隔膜が痙攣を起こししゃっくりが出る場合もあります。
こういった原因から起きるしゃっくりは、ほとんど問題ありません。
しかし、あまりに食後何度もしゃっくりをする場合は、食事に問題があるかもしれません。
寒暖差
猫も人間と同じで寒暖が激しいとしゃっくりが出る場合があります。
急に暖かい場所から寒い場所に移動することで、急な気温差から横隔膜の筋肉が痙攣し、しゃっくりが出ることがあります。
激しい運動
猫が走り回り突然しゃっくりをする場合は、激しい運動をした後に呼吸が荒くなり、過剰に空気を吸い込み、横隔膜が刺激されしゃっくりが起こることがあります。
これは、子猫に多くみられ、落ち着かせればすぐにおさまります。
まとめ
猫のしゃっくりはほとんどが問題ないことがわかりましたね。
ですが、中には危険なしゃっくりもあります。
飼い主は愛猫の変化にすぐに気付いてあげれるように、しっかりと日頃から観察してあげてください。
また、人間の様に民間療法でしゃっくりを止めようとするのは危険ですので、やめましょう。